2014.9.20(土)
本部で、「温知会書道展」の作品の指導をいただき、お稽古が済んでから、北千住の「カナシキシンボウ展」を拝見しました。
「目から鱗」でした。
「現代感覚あふれる書への果敢な取り組みであり、気力が充実した世代による書表現への根本的な問い掛けにもなっている」とは、9月11日毎日新聞夕刊の評。
それは、「古典の香り。気の遠くなるような鍛練。無駄をそぎ落とした線。人格の陶冶。➡書を形容する際に使われる言葉が、どこか古めかしさを帯びるのはなぜだろう。」とも。
私達を温かく迎えて下さり、製作作業所までご案内くださり、最中や抹茶までご馳走になりました。
まさに、とどまるところを知らない表現意欲に驚かされ、鑑賞者の書に対する既成観念は激しく揺すぶられました。
先生のファンが急増中!!
それもそのはず、金敷駸房先生は、「IKKO」さんの先生でした。
生意気なようですが、今日の事では「頭の中に、創作意欲が伝わった」感じがします。
その後、鳩居堂画廊3階4階、セントラル美術館7階8階と書展巡りをしてきました。
2014.9.3.(水)
この度、Faavoつくばよりhttps://faavo.jp/tsukuba/project/311
{書の世界をカラーでご案内したい「彩り小冊子の作成」}プロジェクトにて起案いたしました。
書道の世界は基本的に白と黒とグレーで表現されます。しかし、私の脳裏にはありありとカラーリングが施された上で文字が映し出されています。その世界観に共感していただき、みなさまの書道手始めのきっかけになれたら素敵です。
自分の見えている世界がどんなに素晴らしいと叫んでも、知らない人には届かない。特に若い人々には退屈に思えてしまう書の世界です。そのように一見古臭いと思われてしまう筆文字に、時代の先端をゆくデザイナーさんにデジタルでカラー表現をして頂き、小冊子作製を起案することに致しました。
みなさまに応援して頂きたくてお知らせいたします。
宜しくお願い致します。
髙橋香石です。
2014.8.2.(土)
2014.7.27.(日)
守西支部の生徒さんと国立新美術館の毎日書道展を見学しました。
私は「線質を鍛えるのには、古典を臨書する事が大切なんですよ」と、お話ししました。
そうしたら、小学生のお子さんを持つお母さんが「今、何を臨書したら良いのでしょうか?」と、聞かれるので、つい、毎日書道展のポスターに使われている「毎」「書」「書」辺りでしょうかしらね。と、言ってしまいました。
その後、題名や作者名等を調べることになり、大変勉強に成りました。
①「毎」=唐、顔真卿(祭姪文稿)
②「書」=弘法大師(風信帖灌頂記)ウクライナ展
③「書」=嵯峨天皇「 李山喬百詠断簡」ウクライナ展
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