2011,4,14.(木)
第63回 毎日書道展 合同会議が開催された。
?橋も総務部委員として、参加した。
今年は、東日本大震災等によって毎日書道会員で被災された方々も
たくさんいらっしゃる為、毎日書道会全体で義援金を募り、
直接お渡しするという事になりました。
毎日書道展に参加できる方も限られてはきますが、
日本の伝統文化の一つである書道で元気に
「第63回 毎日書道展」を、開催する事になりました。
?橋は、5月後半の入落の事務仕事をします。
2011,4,14.(木)
第63回 毎日書道展 合同会議が開催された。
?橋も総務部委員として、参加した。
今年は、東日本大震災等によって毎日書道会員で被災された方々も
たくさんいらっしゃる為、毎日書道会全体で義援金を募り、
直接お渡しするという事になりました。
毎日書道展に参加できる方も限られてはきますが、
日本の伝統文化の一つである書道で元気に
「第63回 毎日書道展」を、開催する事になりました。
?橋は、5月後半の入落の事務仕事をします。
2010,8,1.(日) 国立新美術館 2階 2A
第62回 毎日書道展 後期2期 「漢字・大字・刻字・篆刻」
13:00?14:00 毎日賞 「漢字」解説 (作品の前で)
14:00?15:00 毎日賞 「大字」解説 (作品の前で)
15:00?15:30 毎日賞 「刻字」解説 (作品の前で)
15:30?16:00 毎日賞 「篆刻」解説 (作品の前で)
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? 漢字 赤平泰処 先生
150倍の確立の毎日賞であるが、漢字部門は全体の41.8%の出品である。
?類 : 20字以上の文字数・ 厳しいが感心の高さがある。
流れ充実した古典の中に新しい風が吹いてきた。
2行よりも、3行4行作品が多い。
行書作品が多い。
?類 : 3文字から20文字の文字数・?類よりも400点多い。
大胆な運筆、墨量、激しさ、呼吸感、リズム感を表現。
隷書や篆書も多く、壁面の隷書から木簡的な動きのある隷書が増えている。
(廣田真弓先生の作品)
3文字、紙の使い方巧みである。
美しく表現された作品である。
白の部分の美しさを表現されている。
行書の横作品や、隷書の横作品は、珍しい。
多字数の5行の作品。
「麟鳳遊」
ゆったり、そして、激しい線が生きている。
(森本深泉先生の作品)
点画の方向性の面白さがある。
造形と線の美しさ。
白と黒の美しさ、ハーモニー。
詩を鑑賞して欲しい。
書いた本人でも、普通の人でも、読めない人が多くなっている。
(林嘉子先生の作品)
羊毛で長峰(7?8cm)太さは親指くらい。
紙は和画宣
潤渇と細太の味わい表現。
(高橋春翠先生の作品)
3行書きで、流れを楽に運筆している。
(原翠篁先生の作品)
隷書作品で、羊毛の長峰、和墨の濃墨を使っている。
細かな配慮の行き届いた作品である。
木簡調の隷書作品。
篆書文字が楽しい。
造形の変化、古典的な行草のスタイルに味わいがある。
2?3文字の固まりでバランスをとる。
落款大事、印の色、印の位置の余裕大事。
? 大字 柳碧蘚 先生
ソフトで柔らかい線は、薄い紙に書く。
「辶」 書き易い字であるが、ブレーキの掛け方が難しい。
イメージトレーニングが必要。
少字数は草稿に時間書ける。
多字数は修練に時間かける。
1本の強靭な線が形を作る。(線質)
文字の選び方(意味を考える)文字に惚れる。
墨がたっぷり無いと良い作品が書けない。
墨は相性がある。
5?6時間ゆっくりと少し擦って足す。
紙は羅門宣等。
? 刻字 薄田東仙 先生
今回6点の毎日賞作品。
多くの先人の用いた作品。
事例がたくさんあるので確認できる。
作業のポイントとして、「かすれ」は書くと偶然の線を、
彫るときは実線の線にしていく。
書を書き、彫る。
「馬の毛」線質とかすれ
「羊毛」終筆のかすれた線の表現。
「木」ばかりでなく、最近「セラミックボード」等に取り組む人がある。
色があり、立体的であったりと、海外の人が受け入れやすい。
イスラエルのヘブライ大学2箇所で講座。
インドで刻字展開催。
6月にチェコのプラハの国立美術館で刻字展開催。
? 篆刻 稲村龍谷 先生
一番古い文字で印を作る。
最初、漢字・かな・篆刻(甲骨・金文)の3部門から始まる。
彫った印と脇の落款が一体となる事が好ましい。
古典文字の勉強から篆書作品を作る。
撰文→篆書を探す→字書(白川静)→数千年の歴史→
デザインする→逆字に書く→印字の凸凹(松丸東魚先生)→
一気呵成に彫る→印泥付けて押す。
600点の作品の4点の毎日賞作品の1点
巽さんの作品の1点。
徳のある人はでしゃばらない。
意味を持った言葉、人生訓。
守拙(ヘタウマ・なぞって彫らない)
書に通じる点 (1・粗密 2・強弱 3・重心)
構成を見る。彫り味を見る。
刀が構成を凌駕する。
手本が同じでも持ち味がある。
強い刀法を感じる。
印とハンコは違う。
木簡は束ねて泥の上に印を押す。
枠と文字が一体。
オーソドックスな仕上がり。
2000年前の国王の漢の(?)のピーク。
表現の豊かさ+現代的なもの
2010,7,31.(土) 国立新美術館 講堂にて
第62回 毎日書道展 後期?期 「漢字・大字・刻字・篆刻」
14:00?15:40 会員賞受賞作家揮毫会 見学し
素晴しい揮毫を見せていただいた。
特に、「大字」の筆捌きの見事さに脱帽だった。
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会員2622名中→5名の揮毫
ロシアの文化使節団約20名の見学があった。
?漢字1類 神谷英山 先生
21文字以上の作品を、3行書きで、2尺×8尺の紙に書かれた。
濃墨、長峰を使い、丁寧に書かれた。
筆の上の方を持ち、真直ぐに立てて書かれた筆捌きはお見事でした。
?漢字2類 蕗野雅宣 先生
3文字から20文字までの範囲の文字数。
「龍翰鳳翼」の文字を、2本の筆を使い、
2尺×8尺と6尺×6尺の2種類の紙に書かれた。
?大字書 岩嶋巖峰 先生
「露」「融」の2作品を、柔軟体操をされた後、踊るように書かれた。
?篆刻 平川四皓 先生
筆順通りに文字を彫る。
人前で彫る事はなかった。
紙の面を象牙や鯨の骨で擦る。
印泥をたっぷり付けてゆるく押す。
両手で押す。
印材を上げる時紙を汚すので気を付ける。
35,000点の作品全部に印が押してある。
?刻字 高橋政巳 先生
平鑿を使った。
大刃多く使うのが専門家で、初心者は鑿の角が欠けてしまう。
トレッシングペーパーに書き写す。
書が9割、彫りが1割の世界。
広葉樹は寝かせてから使う。(桜材)
2010,7,25.(日) 国立新美術館 2F? 2A
第62回 毎日書道展、毎日賞の解説 No.3
後期1期「漢字・大字・刻字・篆刻」
会員以下&入選者(姓号 あ?さ行)
13:00?14:00 毎日賞 「漢字」解説 (作品の前で)
14:00?15:00 毎日賞 「大字」解説 (作品の前で)
15:00?15:30 毎日賞 「刻字」解説 (作品の前で)
15:30?16:00 毎日賞 「篆刻」解説 (作品の前で)
? 漢字 加藤有鄰 先生
線質は 漢字1類=隷書も入る。確実性が求められる。
線質は 漢字2類=線のうごめき、表現力が求められる。
金子鷗亭先生は、「文字は踊りである」おっしゃった。
バレエ・フラメンコ・サンバなど、紙に表現する。
筆の強弱、線の遅速 などで、書き込む。
古典の修練によって、文字の変形や新しい展開が出てくる為、
自然の線質になる。
品格は高貴である事大事。
中国では、淡墨作品は無い。
淡墨の作り方は企業秘密である、1?2滴を20分擦って、
さらに手で磨り、相性があり、秘密である。
金文や甲骨文は、現代書に通ずるものがあり、
柔らかい線で穂先が中心を通る。
脇役がしっかりしていると、主役が引き立つ。
「毎日賞」は毎日書道展の「顔」であり、進めべき姿である。
(井堀多美子先生の作品)2類
メモを取れなかった。
(市川豊雲先生の作品)2類
線が重厚で温かい。
(池田勢峯先生の作品)1類
濃墨で書くと線が荒れてくるのだが、きれいにまとめられている。
(井野文代先生の作品)2類
「不染心」、先生とゴミ砂漠を旅した。
宿墨と新墨と3種類を混ぜながら、淡墨を作った。
(島田白露先生の作品)1類
(川越紫鶴先生の作品)1類
メモを取れなかった。
? 大字書 柳碧蘚 先生
1?2文字で表現するデリケートな書。
力量・作風・力強さ が要求される。
肉感的な表現をしたいときは、羅門箋も良い。
上、左は良いが、下まで突き出る事はタブー。
撰文から始まり、書き壊さない事が大事。
(安部芳風先生の作品)
「飛来」、危険度高い作品。スピード感あり。
「湖水」
スピード感があり、ぴたっと止まる。
普通、右から左に書くのだが、(氵)を右に書くと流れが止まってしまう。
(沖春翠先生の作品)
印も左から右に。
(奥平将太先生の作品)
「山風」濃墨作品で、苦しいけど仕上がりはさらっと。
(小谷寛幸先生の作品)
「射」
(井野口芳節先生の作品)
「壑」
(阿潟浜翠燕先生の作品)
「包」
(川上雅弘先生の作品)
「唯」
(清遠瑞先生の作品)
「到」
(小林耿舟先生の作品)
「遷」
? 刻字 薄田東仙 先生
自書自刻を基本とする。
刻字は日本が本家。
アートとして位置付け。
色・立体的・造形的である為、インドやイスラエルからも指導要請。
書を理解する為に刻字する。
前期展に2作品。
偶然に出来る線を、必然の線にする。
深い線とは、彫った線の深みで表現。
縦横で脈絡を表現。
浮き立たせる線:削り落としてもボンドで修正可能
彫る線:こちらの方が難しく、一旦削った線は元通りには不可能。
命を吹き込む。
イスラエルのヘブライ大学で講師を依頼される。
金子卓義先生が亡くなる2週間前、「世界の書と言えるのは刻字になろう」
? 篆刻 稲村龍谷 先生
篆刻は印作品であるが、実印とか認印とは違う。
篆刻は篆書(甲骨文字)。
2,000年前がピークである。
明治に入ってから、遣唐使時代に「印」を伝えた。
100年200年前から、古典文字彫る。
文字を調べる、構成する、彫るの作業。
印篆、彫篆、金文。
縦横四角の中で、朱文、白文がある。
反り、逆反りがある。
偏と旁の粗密や切れの関係などで文字構成が難しい。
前期展に2点の作品。
「集」→「隹隹隹木」 三角形に隹、下に木
「雪」→「旧字体の雪」 雪の結晶を表す
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