2019.2,16,(土) セントラルミュージアム銀座にて
水川舟芳・水川芳竹・親子展、拝見しました。
確か5~6年前、A先生よりご案内を頂き「水川舟芳展」を拝見しました。 大作が揃っていて「素晴らしい!」と思いました。 そして、今年も圧倒される大作を拝見することが出来ました。 「水川舟芳素貌の書」「水川舟芳 水川芳竹 親子展」の図録をじっくりと拝見し、更に感動しました。 2冊の「巻頭言」には、「田宮文平氏」(書評論家)(急遽入院中)による「熱い熱いメッセージ」が記され、親子展の鑑賞に深みを添えています。 更に、舟芳先生の「親子展は夫婦の夢 ー書業60年を振りかえってー」芳竹先生の「書に育てられたことに感謝」の2つのメッセージによって、生意気で大変失礼なのですが私の目指したい「書を生業とする」という事の大きな意味を理解することが出来ました。 「親子展」を開催するきっかけは、「舟芳80歳・小舟77歳・舟竹50歳・雙竹50歳・芳林書道展40回記念」とよき節目が重なった事という。 舟芳先生の素晴らしい人間性を表す言葉を引用させていただきます。 (親子展8ページから) 「 早いもので、書の道に飛び込み我武者羅に突き進んできたら80歳になっていた。人生の半分は必死に学び、半分は好き勝手に書で遊び、夢ばかり追い駆けてきたから、私は幸せだが、こと作品作創りだけは不満と希望が、常に半々で今もって右往左往している。 経験が豊富な割には実力不足だから、この機に原点に立ち帰り、初心に戻って見直し、今後の生き方を模索しようと考え、書業60年間の大きな転機を、4章に分けて再挑戦したところ、苦労した割には若い時代の情熱と作品とは、ほど遠い内容で質の変化を知り、時の流れの早さを痛感した。 だが、この無謀な計画も良い体験であり、不足分は古典学習で補い、信じた道を邁進する熱とエネルギーをもらったので良しと考えている。」
本当に素晴らしい先生で、私の目標にしたいです。