2016.3.17.(木)
三寒四温のこの季節、今日から彼岸。
香石書道教室に15年在籍された生徒さんの仏前に手を合わせました。
昨年暮れ、93歳で他界され、戒名に雅号の「香仙」が入りましたと、3月6日(守谷市美術作家展で書道performance)付けで息子さんからお手紙を頂きました。
病院に入院中にリハビリで書道を書いてリハビリが進みかなりしっかりした文字が書けるようになったのですが、脳梗塞が再発し、他界されたそうです。私もその文字を見せていただきましたが「平和」「希望」「青空」・・・と、書かれた文字は、書を心から楽しまれていました。
香仙様は、長年住み慣れた板橋区から息子さんの住む守谷市に引っ越され、郵便局で私の手書きの教室案内を見て平成5年6月から書道を再開されました。
以前の書道の会では、「師範」だったそうですが、「一から出直したい」と、申し出られました。
15年間で、「漢字準師範」「かな5段」「写真版30回」「高野山競書大会(書の神様の弘法大師奉賛)では、南山賞」とても熱心に「書道」に向き合われました。
ご兄弟には「あなたは体が弱いから・・・」と、常に心配されてたようですが、93歳まで人生を生きられたのは、健康に対して細心の努力をされ、「書道」を心から楽しまれた「人生の成功者」として、敬服いたします。
仏壇に飾られた「爽やかに微笑まれた素敵な88歳の写真」に、お逢いして・・・