「墨」は、丸ごと一本使い切る事が出来る優れものである。
製造過程は別にして、
例えば、野菜屑の様に「屑」が出ることは先ず無い。
「墨」の管理は、「温度・湿度」など大変神経を使うものである。
墨を擦っていて、急用が出来、
硯の上に墨を立てたままにして置いたりした事はないでしょうか?
戻ってくると、
墨が硯にくっ付いて中々離れなかったなんて事は無かったでしょうか?
私は、生徒さんに小さくなった墨と墨を
ボンドを使わないでくっ付けてあげています。
みんな、「うゎ?」と、驚きます。
これで、「墨」丸々一本使いきれます。
正しく、墨の力でしょう!