最初の二文字が大きくならないよう注意して書きました。「矢」の大きさと位置と「処」の3画目の払いの方向と「几」のやはり位置でとハネの方向が難しく感じました。かなは墨の量と各行の位置と入る場所が難しく思いました。よろしくお願い致します。
北村明俊
香石より:
漢字: 全体的に文字の収まりが、大変良くなっていると思います。
右3文字の文字形体は宜しいと思います。
左「知」の偏の「矢」の横線をもう少し右上がりにし、
「口」の幅を右上の部分の幅をもう少し狭くすると横の広がりが解消されます。
左「処」の偏も旁も安定しない字形の為、線の角度に注意が必要です。
かな: 流麗な線が整いつつあります。
2行目を1行目に近づけて、3行目との空間を作るのも一考かもしれません。
墨を含ませる量が難しく、墨のすり方でにじんだり、墨が保たなかったり、ゆっくりひけば大丈夫とご指導頂いても上手くいきません。真っ直ぐ書く事に心がけましたがが、言が左寄りになりました。カナは前回よりスムーズに書けた気がします。
ご指導よろしくお願い致します。 北村明俊
香石より:
墨と筆の関係は、基本的に墨が薄めの場合筆を早く引き、墨が濃いめの場合ゆっくり筆を運ぶ事です。
筆の種類にもよりますが、羊毛の場合毛の断面がギザギザになっている為、割と墨もちは良いと思われます。
横線は右上がりに引きますが、縦線は真直ぐに引かなければならない為、少しでも曲がってしまうと目立ちますね。「言」という文字が少し左に寄りましたが、縦線がしっかり引けています。
仮名は、流れも良く柔らかな線が表現されています。欲を言えば、2行目3行目を1行目にもう少し近づけて4行目との間の余白を強調されたら良いのでは?
今月は練習不足でうまく筆が走りませんでした。特に「かな」は文字が太くなってしまいました。
香石より:
仮名・ 墨が無くなり最後に水を足して書かれたとの事、多少太くなってますが、
筆の動きも流れも素晴しく、瑞々しく表現されてます。
一段と、かなの魅力を理解されてきています。
漢字・ 草書体で、仮名に近い漢字の為か、
??????????????????? 流麗な線質が表現出来ていると思います。
柔らかさの中に、更にきりっと引き締まるメリハリ
???????????????????? が利いたら申し分ないと思います。
文字の中心をずらしてみたりして、
????????????????????? アンバランスな中で表現力を付けていくと、
草書の新しい発見があると思います。
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