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「2019.9.8.」2018年7月号(no. 711)「うえの」「篠田桃紅」 

2019.9.8.(日)
昨年2018年7月号に発行された「うえの」という冊子があります。
no.711 で(上野のれん会発行)と書かれています。
後で、内容を確認しようと思ったのか、今日出てきました。
P4~P5に、「あの夏この夏」(篠田桃紅)の記事がありました。

 

 

世界に羽ばたいた美術家・エッセイスト「女流書家」(篠田桃紅)様の記事でした。
106歳(1913.3.28)を迎え、まだまだ素晴らしい人生を謳歌されていらっしゃいます。
「この国の近代化と、伝統的な文化のあいだで、一番親身に考えていたのは エドウィン・O・ライシャワーさんでした。」という切り口で始まり、
「富士の前では、人間は謙虚にならなくては。写真家は絶対富士を撮れない、絵かきは描けない。文章でも富士の美しさは書けない、と私は思います。」と、書いてます。
確かな目と、行動力と、天命としてのご自分の使命を充分発揮された生き方は、素晴らしいと思います。

 

2015.11.1.香石のホームページ「篠田桃紅展」にも書きました。
汐留の「コンラッドホテル」のロビーに5メートル程の大作をお書きになり、「篠田桃紅展」を開催された時、観に行き、素晴らしい「研ぎ澄まされた感性」と、思いました。この時、「書で生きる 」事の熱き思いが伝わってきました。この時、係りの人が、「103歳の桃紅さんが,お一人でタクシーを使って会場にお見えになりますよ」と、おっしゃってくれました。

 

 

あるビデオの中で「人生は孤独である」とおっしゃっていました。
お父様の遺言で「一度は結婚しなさい」というのに、我儘の私は結婚をしなかった。
「だから、妻ということもなかったし、母ということもなかった」
生涯の仕事として美術家を貫き通す、一生を芸術という世界に身を置いていらっしゃる方ですね。
歳を取ると、段々「無」になって行くというような事もおっしゃってましたね。

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