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2010,11,18.筆の事(その2) 

立石寺

筆を洗うには、
水を軸もとの筒の上から流し、その流し水で穂先を洗うと良いらしい。
穂先を、手で押したり、離したりして、墨が完全に無くなるまで洗う。

完全に落ちたと思っても、水を絞って下げて見ると、結構残っている。
又、洗う。

水代はかかるが、大切な筆をダメにするより、良しと考える。

いつも、毛がさらさらの状態で保管する。

それでも、筆がダメになり使えなくなる状態は、
? 軸元(毛を束ねてある所)に墨が残っていて固まって、そこから切れる。
? 軸元の水が乾ききれないで、そこが腐ってしまい、そこから抜ける。

ある生徒さんは、「筆を水で洗った後、シャンプーして、リンスする」と話してました。

生き物の純毛を使ってこその
「生き生きとした文字」を書く為にも
            日頃のお手入れが必要になるのです。