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芭蕉を大旅行に駆り立てたものは何?
・それまで[みちのく」は芭蕉にとって縁が薄いところであった、が、
? 芭蕉が敬愛する先人らが足跡を残したところである。
能因法師(988??)
西行(1118?90)
義経(1159?89)
その「みちのく」を、自分の足でふみしめ自分の目で確かめたかったらしい。
・旅の中で、
歴史的な風土を通して見えてくる古人、
古い歌人や歴史上の人物との出会い、
現に生きている多くの土地の人々との出会い。
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旅中の体験から、
人間の営みのはかなさ、
自然の悠久に思いを致し。
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芭蕉の世界観に大きく影響、
以後の作品にも重要な示唆を与える。
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芭蕉自身が精神の漂泊者、
敗者的な人生なり俳諧師という境涯があった、
東北に対して内面的な意味での共感があったらしい。