2009.7.13.(月)13:00?15:40 入賞作品集を買い求めた。
毎日賞解説 (近代詩文書・かな?類・かな?類・大字書)
1・「近代詩文書、大平匡昭先生」
不完全な美、自分のものにしてから。
リズム、余白、小さな文字の表現方法。
隷書風→墨量。強さ(抒情的)ややもすると弱くなる。
淡墨故の線が浮く。
本人は読めているが、第三者が読めるか冷静に判断する。
漢字は中国、かなは日本と、時代も生まれも違う為、旧字体とかこだわらない。
構築性(積み上げていく建築用語)→安定感。
「の」一文字の効果、息抜き。
1分でも、25秒でも、10分でも変わらない。
2・「かな?類、下谷洋子先生」
?? 第57回 展から、かな?類、かな?類に分けられる。
かな?類は、2,000点のうち6点が毎日賞。
臨書作品は、学習段階という観点から、毎日賞の対象外。
3種書き、豊麗。奉書 百人一首。
古筆を消化して時間をかけて直筆で強靭なピリッとした強さ。
帖作品の12枚、モダンな漢字の使い方。
縦行、傾斜させたり、高低の差 → 熟練。
かな?類:
「れ」の伸ばす腺が多い、方向は良い、長さが同じになってしまった。
穏やかでソフトな印象。墨接ぎが同じにならない方が良い。
濃墨でやわらかな長峰の筆を使い深さを感じる。
メリハリの利いた立体感のある作品。
気脈、雲海、越空、年齢を感じさせない若々しさ。
墨色と渇筆の使い方、洗練された伸びやかさ。
3・「かな?類、櫻井凌花先生」
4・「大字書、澤江抱石先生」